Dog犬図鑑

柴犬

どんな犬?

日本で昔から愛されてきて、現代では海外でも人気な犬種です。天然記念物に指定されている「日本犬」の一つです。柴犬は日本犬の中で唯一の小型犬で、他に中型の紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬と、大型の秋田犬がいます。

原産国

日本

サイズ

小型犬?(中型犬) 小型犬と定められていますが、中型犬として扱われることもあります。 ※JKC基準によると体高はオス39.5cm、メス36.5cm、それぞれ上下各1.5cmまでと定められています。 豆柴とよばれるより小さなサイズの柴犬も人気があります。

体重

9~14kg前後

値段

相場は10~40万円前後。毛色や血統、体のサイズなどによって値段が変わってきます。最も多い毛色の赤は比較的値段は安く、数の少ない黒、白、胡麻などは高めの傾向にあります。

毛色

赤、黒、白、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、などの毛色があり、どの毛色も全て「裏白」であることが柴犬の条件です。裏白(うらじろ)とは、あごの下から胸元、お腹、お尻、尻尾の地面を向いている部分など身体の裏側が白い毛色であることです。 赤…茶色い毛色で、柴犬のスタンダードなカラーです。「柴犬」と聞いて多くの方がまっさきに思い浮かべるのがこの毛色です。 黒…黒い毛色。黒い毛と白い毛のコントラストによって、柴犬の魅力の一つであるマロ眉のような顔の模様がよりはっきりしてとても可愛らしいです。 白…真っ白の毛色ではなく、少し赤みや薄茶が混ざっている白色です。背中やしっぽ、耳などは特に茶色がかっていることがあります。白い柴犬は柔らかく優しい印象があります。 胡麻…赤、白、黒が混ざった毛色は胡麻色と呼ばれ、最も珍しい種類の柴犬です。黒い毛が多い時は黒胡麻、赤い毛が多い時は赤胡麻と呼ばれています。胡麻色は柴犬全体の数%しかいないと言われていてとても貴重な毛色です。

特徴

ピン!と立った耳や、つぶらな瞳、キリッとした顔立ち、くるんと丸まったしっぼが特徴です。毛は固め&直毛で、年に2回生え替わります。筋肉質でしっかりとした骨格を持っています。柴犬特有のもふもふしたほっぺたや、もっちりした尻尾・おしり・脚までの後ろ姿がSNSで人気です。

性格の特徴

日本で古くから私たちと暮らして来た柴犬は、とても飼い主に忠実な性格です。猟犬や番犬として活躍してきたので、勇敢で賢く、警戒心が強い傾向にあります。そのため、飼い主や家族にはとても忠実で甘えん坊ですが、見知らぬ人は苦手な子が多いです。自立心が強く活発ですが、それが頑固さとして現れることもあります。

なりやすい病気・症状

パテラ(膝蓋骨脱臼)

柴犬は小型犬に多いパテラになる可能性があります。膝のお皿の骨(膝蓋骨)が正常な位置からずれてしまったり、外れてしまったりする病気です。強くて丈夫な身体を持っているイメージの柴犬ですが、できるだけ足腰に負担のないように気を付けましょう。室内で飼っている場合はつるつるした一般的なフローリングだと滑って負担になってしまうため、絨毯を敷いたり犬用のフローリングに変えたりして対策しましょう。また階段や高いところからのジャンプや過度な肥満はできるだけ控えましょう。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎&食物アレルギー性皮膚炎)

柴犬は皮膚疾患が起きやすい犬種と言われています。もともとの体質や遺伝も関わっているので犬のアトピー性皮膚炎も人と同じように、ハウスダスト、食べ物、ダニ、花粉、カビなどが原因です。食物アレルギー性皮膚炎は、食物(アレルゲン)を摂取することにより引き起こされます。犬が体をかいたりひっかいたりする、身体を擦りつける、顔をこする、指の間を舐めるなどの行動をしていたら早めに動物病院に連れていきましょう。

飼っている・飼っていた有名人

モデル・アイドル・タレント

杏、寺島しのぶ、中村獅童、六角精児、役所広司

スポーツ選手・格闘家

イチロー(野球選手)、本田圭佑(サッカー選手)高橋みゆき(バレー選手)、大山加奈(バレー選手)

お笑い芸人

ビートたけし、タカアンドトシ タカ、パンサー尾形、神無月

歌手・アーティスト・海外セレブ

JUJU、レディー・ガガ、ヘイリー・ジェイド(世界的人気ラッパーエミネムの娘、インスタグラマー)

名前の由来

諸説ある柴犬の名前の由来をご紹介します。
一つめ!昔は「柴」は「小さい」という意味で使われており、体高が低く比較的小柄な犬種のため「柴犬」と呼ばれるようになったという説。
二つめ!古くから猟犬として活躍してきた柴犬が、背丈の低い雑木=柴の間を駆け回っていた様子から「柴犬」と呼ばれるようになったという説。
三つ目!柴犬の毛が柴木の木の色や枯れ葉(枯れ柴)の色に似ているから、という説。
皆さんはどれが一番しっくりくるでしょうか?どの説が正しいのかはっきりわかっていないそうです。ですがどの説も、柴犬が昔から私たちとともに日本で暮らしてきた犬であることがわかりますね!

犬なのにタヌキ顔、キツネ顔?

垂れ目で愛らしい顔立ちを「たぬき顔」と呼びますが、柴犬にもタヌキ顔、キツネ顔があることはご存じでしょうか?柴犬にはたくさんの種類が存在し、それぞれにルーツがあります。それによって毛色や尻尾、性質などもそれぞれ特徴があり、顔つきも変わってきます。
キツネ顔タイプ…伝統的な和犬の特徴を受け継いでいて、キリッとした顔立ち、マズル(口から鼻先にかけて)が長め、目が少しつり上がっている、体がスリムでスタイリッシュな印象、などの特徴があります。
タヌキ顔タイプ…キツネ顔から派生して生まれたとされているタヌキ顔は、顔も体も全体的に丸く愛らしい印象です。目が丸くキツネ顔と比べて垂れ目に近い、マズルが短め、体もまるっこく愛嬌たっぷり、などの特徴があります。
クールでキリッとしたキツネ顔とまるっこくて可愛らしいタヌキ顔、あなたはどちらが好みでしょうか?街で柴犬を見かけたら、どっちかな?とぜひチェックしてみてください。

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